前回お話したのは、ホームページを構成する全単語のうち、どういう単語がどのくらいの割合を占めているかという割合のことを「キーワード出現率」と言う、というところまででした。
基本的には、ある特定のキーワードの出現率が高ければそれだけ、そのページはそのキーワードに関連した内容を持っていると考えることができます。
検索エンジンも、この原則に基づいて、適正なキーワード出現率であるかどうかをチェックして、そのサイトの加点に加えると考えられます。
ここで問題となるのが、「適正なキーワード出現率」という概念です。
これは、最初に書いたキーワードスパムと密接な関連を持っています。
SEOを施す立場からしてみれば、できるだけ検索エンジンからのページへの評価を高めたいわけですが、
もしも仮に、単純にキーワード出現率が高ければ高いほど評価が高いということになればどうなるでしょうか。
サイトの実際の内容とは無関係に、SEO効果を得たいキーワードを単純にページ内に羅列すれば、
キーワードの出現率は高くなります。
極端な例として、例えばバナナダイエットというキーワードだとすれば、
「バナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエットバナナダイエット・・・」
こんな感じで延々と文字列を入れたページを作れば、それが一番キーワード出現率は高くなるわけです。
実際、数年前まだ検索エンジンが未熟だったころのPC検索の世界では、
これに似た例が多数見られて問題となったそうです。
当然、こんなページはユーザーも検索エンジンも望むものではありませんね。
検索エンジンの精度が向上するにつれて、こういったスパム的なキーワード操作は排除されるようになりました。
具体的な「適正」キーワード出現率は変遷があり、かつてはSEO的に7%程度が適当であると言われていたこともあるようですが、
現在はもっと基準が下がってきているようです。
今現在、具体的には4〜5%程度のキーワード出現率がSEO的には適正であると言われています。
実際、これはかなり微妙なバランスで、4%などというのは自然な日本語としてのギリギリのラインであると思います。
10%超あたりになると、かなり日本語の文章としてくどい、同じ表現が何度も出てくるなという印象になりますが、
4〜5%程度では、普通に日本人が日本語を書いていても、気をつけないと超えてしまうことがあります。
逆に言うと、キーワード出現率が4%を切るようでは、特定の内容を伝える文章として不都合があるという感じです。
SEO技術の進歩は言うまでもなく、検索エンジンというブラックボックスへの挑戦の歴史であるわけですが、
逆に検索エンジンの進化も、どんどん追いついてくるSEO業者へのカウンター技術によって押し上げられてきたという面があります。
むしろそうでなければ検索エンジンが立ち行かないという理由からですが。
そしてその戦いの歴史は、キーワード出現率という一側面においても、
もはや前にも後にもひけないほどの微妙なラインにまで達した観がありますね。
単なる量的なキーワード出現”率”では、
すでに述べたように4%を切るということはちょっと考えにくい状態です。
さてここから検索エンジンはどこへ行くのでしょうか。
ここからさらにキーワード関連技術を洗練させるとしたら、
もう単語だけではなく文脈を読み取るということしかなくなるような気もします。
そこまで行ったら、SEO側も単なる技術では済まなくなるでしょうね。
ま、恐らくそこまで行くまでにはまだ少なくとも数年はかかるのではないでしょうか^^;
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